特定小電力無線中継機(※必要時)
送信機から受信機の間の通信可能距離を延長したり、電波を遮断しやすい障害物を避けるための迂回ルートを作るためなどに使用する機器です。
受信アンテナで遠隔送信機からの電波を受信すると発信部から同一の周波数の電波を再送信します。
標準電源:AC100V。
DC12V電源、DC24V電源、DC48V電源仕様で製作する事もできます。 個別に御相談ください。
日本製。
アンテナ→受信部。送信機の方向に取り付けます。
ケース→送信部。受信機の方向に取り付けます。
受信アンテナ〜中継機本体を繋ぐケーブルは標準で4m付属。
アンテナを繋ぐケーブルの長さは標準の4m、もしくは10m。設置環境に応じていずれかをお選びいただけます。
※中継機のご利用の際は機械の配置など事前にご相談ください。
特定小電力無線中継機の利用方法
1階から3階へ連絡。吹き抜けの階段室に中継機を置いて1階→3階の事務所へ通報するイメージ図。上下繋がった階段室の空間を利用して電波を流します。
建物の壁が電波を遮断する場合。廊下の角に中継機を設置して見通しの利かない部屋と部屋の間の電波を中継する運用イメージ。
外部送信アンテナ側に中継機の受信アンテナを設置します。
屋外用の中継機を使って作業現場と異なる別の建物へ異常を知らせる運用イメージ図。
特定小電力無線の電波自体は指向性はありませんので、イメージ図のように電波を遮断する建物や塀を迂回して通信距離を伸ばすこともできます。 送信機からの電波を直角に迂回するようにして、受信機のアンテナまで届かせます。 ソーラー電源方式の中継機も製作できます。
電波を遮断する建物自体の外壁に防雨ケース収納の中継機を取り付けて電波を迂回させて受信機まで流してやるイメージ図。
電波を邪魔する建物の角に、送信機側のアンテナと受信機側のアンテナの両方を目視できるポイントが存在する場合には、以下のイメージ図のように建物の角に中継機を配置して電波を受信機まで流してやる方法があります。
中継機受信アンテナ→無線送信機の独立送信アンテナが目視出来る位置。
中継機送信部(箱)→無線受信機の受信アンテナが目視出来る位置。
中継機受信アンテナと中継機送信部が専用の有線ケーブルでつながります。長さは最長10m。
中継機が電波を中継した時に、中継機の傍でパトランプを回転させる事はできますか?
可能です。中継機にパトランプを接続し、電波を受信中はパトランプを回すように改造する事ができます。個別にご相談ください。
中継機への質問
質問 特定小電力無線中継機を鍵付きの樹脂製ボックスに収納してもいいでしょうか?
中継機は、受信アンテナは屋外に設置されても問題ございません。
送信部(ケース)の方も可能でしたら外に出した方が感度がよくなります。ただ、樹脂ケースは比較的電波をよく通しますので、影響は少ないと思います。
質問 中継機をソーラー電源にすることはできますか?
中継機をソーラー電源方式にして製作することもできます。ただし、設置環境によって消費電力が大きく変わりますので、設置をご希望の場所の環境、1日あたりの直射日光があたる時間の長さ、夜間の使用の有無などを明記して個別にをご相談をいただければと存じます。